
Shopifyでオンラインストアを始めたけれど、デザインに悩んでいませんか?
デザインは、訪問者がサイトに長く滞在し、購入へとつながる大切な要素です。
どんなに素敵な商品を扱っていても、見た目や使いやすさが不十分だと、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。
このブログでは、Shopifyストアのデザインをより魅力的にし、訪問者の心をつかむためのコツを分かりやすくご紹介します。誰でもできる小さな工夫を試してみませんか?
1.ユーザー体験(UX)を重視したデザイン

オンラインストアを成功させるためには、ユーザー体験(UX)の良し悪しが鍵となります。訪問者がサイトを訪れた瞬間から、スムーズで快適な操作感があるかどうかが、購入に繋がるかを大きく左右します。わかりやすいナビゲーションやストレスのないページ表示など、細やかな配慮がユーザーにとっての「使いやすさ」につながるのです。では、早速見ていきましょう!
シンプルでわかりやすいナビゲーション
まず、メニュー構造はわかりやすく整理されていることが重要です。
たとえば、商品数が多い場合は、商品カテゴリーを幅広く並べるのではなく、顧客が最もよく探すカテゴリや人気の商品をトップページに目立つように配置することで、目的の商品に素早くアクセスできるようにします。
また、ドロップダウンメニューや検索バーを活用し、探している商品がすぐに見つかる仕組みを整えることも大切です。
さらに、カテゴリーの階層を深くしすぎないように気をつけましょう。
ユーザーがクリックする回数を減らすことで、ストレスのない買い物体験を提供できます。
シンプルなデザインで、ユーザーの視線が迷わないようにすることが大切です。
レスポンシブデザインであること
デスクトップ向けにデザインされたサイトがモバイルでは使いにくい場合、ユーザーはすぐに離脱してしまう可能性が高く、結果的に売上にも影響を与えることになります。
幸い、Shopifyにはあらかじめレスポンシブデザインが施されたテーマが豊富に用意されています。これにより、コーディングの知識がなくても、簡単にスマホやタブレットに最適化されたサイトを作成できます。
さらに、テーマを選んだ後は、必ずモバイルデバイスでのプレビューを行い、フォントサイズや画像の配置が適切か確認しましょう。モバイル向けの操作性を考慮し、ボタンの大きさや間隔を適切に設定することも重要です。
テーマの選び方:
ファッションやアクセサリーを販売する場合→大きくて美しい画像が映えるテーマ
複数の商品カテゴリーを扱うストア→ナビゲーションが分かりやすく、視認性の高いテーマ
ページ速度の最適化
画像の最適化は、ページ速度改善のための基本的なステップです。特に高解像度の画像を大量に使用している場合、ファイルサイズが大きすぎると読み込みが遅くなる原因になります。
画像形式をJPGやPNGではなくWebP(ウェッピー)に変更したり、そのままのデータを使わずに画像圧縮をするようにしましょう。
次に、アプリの選定も速度改善の鍵です。Shopifyは便利なアプリが豊富に揃っていますが、アプリを多く追加しすぎると、ページが重くなることがあります。特に、不要なアプリやバックエンドで動作しているアプリは、サイトのパフォーマンスに影響を与えることがあるので、定期的にアプリの見直しを行い、本当に必要なものだけを残すようにしましょう。
2.魅力的なビジュアルデザイン

一貫したブランドイメージ
オンラインストアを訪れたユーザーに強い印象を与えるためには、一貫したブランドイメージが重要です。フォント、カラー、ビジュアルスタイルがバラバラだと、ユーザーは混乱し、ブランドの信頼性を感じにくくなります。
これらの要素を統一することで、ブランドの印象がより強くなり、ユーザーが「このサイトは信頼できる」「このブランドは自分に合っている」と感じやすくなります。
一貫したブランドイメージを保つことは、ブランド認識を高め、リピーターの獲得にもつながる大切なステップです。
高品質な商品写真
オンラインショッピングでは、顧客が実際に商品を手に取って確認することができないため、商品写真が購買決定に大きな影響を与えます。
高品質な商品写真は、顧客に安心感を与え、商品の魅力を最大限に引き出すための最も効果的な手段です。逆に、低品質な写真やわかりにくい画像は、商品の魅力を伝えきれず、顧客の信頼を失うことにもつながります。
商品が実際に使用されているイメージ写真も強力な販売促進ツールです。
顧客は、商品が自分の生活にどのようにフィットするのかを視覚的にイメージすることができ、購買意欲が高まります。例えば、衣類やファッションアイテムであれば、モデルが着用している写真を使うと、商品のサイズ感やフィット感がわかりやすくなります。また、インテリア用品や家具であれば、実際の部屋での設置例を示す写真が顧客の購買判断をサポートします。
プロモーションバナーの工夫
プロモーションバナーは、訪問者の目を引きつけるための最も視覚的なツールの一つです。バナーはホームページのトップやカテゴリーの上部に配置されることが多く、目立つ場所に設置することで、キャンペーンやセール情報がすぐに伝わります。バナーのデザインにおいては、鮮やかなカラーやインパクトのあるフォントを使用し、簡潔でわかりやすいメッセージを届けることが大切です。例えば、「限定50%オフ」「今週末までのセール」など、具体的で時間の限られたオファーを強調すると、ユーザーの緊急感を引き出し、行動を促進できます。
バナーは単なる装飾ではなく、クリック率やコンバージョンに直結する要素であることを意識しましょう。
3.信頼性を高めるデザイン要素

支払い方法や配送の分かりやすい表示
オンラインショッピングでは、顧客が購入を決める際に重要な要素の一つが、支払い方法や配送オプションの透明性です。これらの情報が不明確であったり、購入プロセス中に急に予期しない費用が発生する場合、顧客は不安を感じ、カートを放棄してしまうことがあります。
信頼できるオンラインストアを構築するためには、支払い方法や配送条件を分かりやすく表示することが不可欠です。
返品や交換のポリシーも重要な要素です。顧客は、商品が自分の期待に合わなかった場合にどのような対応がされるかを知りたがります。明確な返品・交換ポリシーをわかりやすく表示することで、安心して購入することができます。特に初めての顧客に対して、信頼を築くためには、リスクが少ないと感じさせることが必要です。返品条件や手続き方法を簡潔に説明し、FAQセクションや専用ページへのリンクを設置することで、必要な情報をすぐに提供できるようにしましょう。
顧客レビューの表示
レビューは商品ページの下部や詳細説明の近くに配置し、商品情報と一緒にすぐ確認できるようにしましょう。星評価システム(5つ星など)を視覚的に表示することで、ユーザーがパッと見ただけで商品の評判を把握しやすくなります。星評価が一目でわかることで、商品に対する信頼感が高まり、購入の意思決定がしやすくなります。
しかし、顧客レビューには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
満足しなかった顧客が低評価や批判的なレビューを投稿する可能性があり、ブランドイメージに悪影響を与えることがあります。
デメリットに対処するためには、レビュー管理の強化や適切な顧客対応が求められます。
4.効果的なCTA(Call to Action)の配置

CTA(Call to Action)ボタンは、顧客がアクションを起こすきっかけとなる非常に重要な要素です。
特に「今すぐ購入」「カートに追加」などの購入を促すCTAボタンは、デザインや配置によってその効果が大きく変わります。目立つようにデザインしつつ、ユーザーの視線を自然に導く位置に配置することが、コンバージョン率を高めるカギです。
ボタンが適切に目立つためには、色の選定が非常に重要です。一般的には、背景や他の要素とコントラストのある色を選ぶと効果的です。例えば、サイトのメインカラーが淡いブルー系であれば、CTAボタンに目立つオレンジや赤を使うことで、ボタンが自然に目に入ります。
色彩心理学を活用して、ユーザーの行動を促進する色を選ぶことも効果的です。
例えば、赤やオレンジは緊急性や情熱を表現する色として知られており、購入を即決させる効果があります。一方、緑や青は信頼感や安心感を与える色として効果的で、慎重な決断をサポートします。自分のブランドや商品に合った色を選び、適切な心理的影響を与えることを意識しましょう!
また、ボタンのサイズも購入を促すために適切な大きさが必要です。
大きすぎると圧迫感を与えますが、小さすぎるとクリックしにくくなるため、スマホやタブレットでも操作しやすいサイズ感に調整しましょう。
5.データ分析

デザイン変更がオンラインストアに与える影響を正確に把握するためには、Google Analyticsを活用し、数字に基づいて効果を確認することが重要です。
どの改善がコンバージョン率向上につながっているのかを分析することで、より効果的なデザインや施策を見極め、ストアのパフォーマンスを最適化できます。
Google Analyticsの導入と基本設定
Google Analyticsは、詳細なトラフィックデータやユーザーの行動を追跡できる強力なツールです。Shopifyと連携させることで、訪問者がどのページを閲覧し、どのルートで購入に至ったか、または離脱したかを細かく把握できます。
まず、ShopifyストアにGoogle Analyticsを導入するには、Google Analyticsのアカウントを作成し、トラッキングコードをShopifyの設定に追加します。トラッキングが正常に作動すれば、ユーザーのセッション数、平均滞在時間、直帰率などのデータを確認できるようになります。
また、Google Analyticsでは、ユーザーの地域、年齢層、デバイスの種類(モバイルやデスクトップなど)を確認することができます。これらのデータを分析することで、ターゲットユーザーがどのデバイスでサイトを閲覧しているかを把握し、それに合わせたデザイン最適化が可能です。
例えば、モバイルからの訪問者が多い場合は、モバイルファーストでデザインを再構築し、モバイルでのユーザー体験を向上させる施策を優先的に行うとよいでしょう。
まとめ
Shopifyで魅力的なサイトを作るためには、ユーザー体験の向上、ブランドイメージの統一、信頼性の確保、そしてデータを活用した改善が大切です。これらの要素をバランスよく取り入れることで、訪問者にとって居心地の良い、使いやすいオンラインストアを作ることができ、自然と購入へとつながりやすくなります。
デザイン変更後は、Google Analyticsを使って効果を数字で確認し、データに基づいて少しずつ改善していくことが重要です。これらの工夫を重ねることで、より魅力的で愛されるストアが育っていきます。
これらのポイントを意識すれば、訪問者が安心して利用でき、リピートしたくなるようなオンラインストアを作ることができるでしょう。まずはできることから、あなたのShopifyストアを変えていきましょう!
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この記事を書いたのは・・・

shirokuro
デザイナーをしています。セミナーやお客様からも業界のこと、日々勉強させていただいております。 前髪と鼻ポチがある猫と暮らしています。ワンちゃんも好きです。