
SEOに強いECサイトの制作会社猫の手です。
今回は売れるECサイトの作り方として、かかせない考え方と仕組み作りに触れていきます。
これから自社ECサイトを立ち上げたい事業者や、すでに自社ECサイトを運営していて、より規模を拡大したい事業者にも必見の内容となります。
売れるECサイト・売れないECサイトの違い
まずは売れているECサイトの条件とは何か整理していきましょう。
①集客できている
②CV率が平均値に達している
③月売上の基準が一定金額を満たしている
④運用コストと売上のバランスが一定金額を満たしている
この①〜④を全て満たすことが売れるECサイトの定義になります。
けして売上金額だけが売れているECサイトという状態ではないので注意してください。
ECサイトを自社で運営する場合、大きく分けると2種類の方法があります。
楽天やYahooなどのモール型に出品する方式と、独自のECカートで運用する方式です。
よく混在されるモール型とECカート型ですが大きく異なります。
今回は解説を割愛しますがモール型に関しては、あくまで楽天やYahooが運営している場所に自社のテナントを出店する形になり、カートが自社の財産にはなりません。
集客に関しても楽天やYahooに如何に費用をかけるかが重要となります。
また販売に関しての手数料なども発生するため、運用コスト面では自社ECカートと比べ大きくことなるので注意が必要です。
モール型のメリットは圧倒的な集客力です。
楽天やYahooというビッグモールに集まるユーザーをどれだけ獲得するかが鍵になります。
モール型ECと自社ECサイトの説明をさせていただきましたが、今回の売れるECサイトはモール型の活用ではなく、あくまでカートシステムを利用した自社ECサイトのお話しをさせていただきます。
カート選定からくる集客力の違い
これは良く質問されますが、カートシステムによる集客力に大きな違いはありません。
※一部BASE、STORESなどSEO対策がしにくい/対策に弱いカートシステムもあります。
SEOの観点からみた場合、初期状態ではSEOに弱い構造をしているカートシステムもありますが、その多くは構造からカスタマイズすることで解決できます。
SEOに強い猫の手ではSEOに強い構造にカスタマイズして構築するのでご安心ください。
集客ができているECサイトとは?
ECサイトの集客とは1括りではなく、手法も多岐にわたります。
例えばSEOとSNS。
この2つは大きく意味が異なります。
SEOとはGoogleを中心としたWEB検索をしているユーザーを目的のサイトに集客させる対策となります。
SEO対策とはユーザーの追求という行動に応えることが対策です。
WEB検索は一方的な情報の伝達と言われており、探す目的がある検索方法になります。
一方でSNSは共感と言われています。
現代においてSNS内でWEBと同じように検索をするユーザーも多くなっています。
SNS内で検索をするユーザーはWEBには欲しい情報がないと感じています。
またSNSは細分化されており、それぞれに異なる属性のユーザーが存在します。
一昔前とは違い、テレビも雑誌もWEB検索もするという相対的判断よりも、Google検索ではなくSNS。SNSの中でもX・Instagram・tiktokでしか検索しないという絶対的判断をするユーザーも多くなっています。
SNS検索は体験や共感を生み出す。潜在的な目的に応えることが目的となります。
SEO対策は当たり前のように行う必要がありますが、ターゲットにするユーザーが属しているSNS対策も同時に行うことが集客には必要となります。
その他、広告、紙媒体など集客方法は色々存在するのですが、1つ言えることは集客とは自社やサービス・商品を知ってもらうきっかけ作りであり、それだけでは大きな結果(売上)が出るわけではありません。
結果を出す為には、ECサイトを訪れたユーザーとの接点を増やし顧客〜ファンに育てていく必要があります。
広告経由でも100人のユーザーがECサイトに訪れた場合、購入するのは1人と言われています。
購入しなかった残りのユーザー99人への施策を行っている企業は実は多くはありません。
これって勿体無いですよね?
99人に対する有効的な手法と考え方に関しては後日、他の記事で深掘りさせていただきますのでお楽しみに。
見るべき3つのポイント
見るべきポイント。
本来はECサイトを構築する前にしっかり分析しておくのがベストです。
しかしECサイトを運用しているからこそ持っている実証データ・結果があるかと思います。
それらを元に再考することで大きく結果に繋げることが可能ですので覚えておきましょう!
特に長らくECサイトを運営している事業者は見落としてしまうポイントなので注意が必要です。
売れるECサイトにする為に、見ておくポイントは下記の3点です。
・求めているターゲット(ユーザー層)
・ターゲットにサシにいくキーワード選定
・ユーザーファーストなECサイトデザイン
売れているECサイトは、この3つのポイントがシッカリ構築できています!
売れていないECサイトの多くは、この3つのポイントが噛み合っていません。
大切なことは3つのポイントが全てが連動していることです。
求めているターゲット(ユーザー層)とは
求めているターゲット(ユーザー層)とはEC事業者としてECサイトに来て欲しいターゲットであり、商品を購入してほしいターゲット層です。
ペルソナという言葉もありますが、今回はあくまでターゲット層での考え方です。
ペルソナとはターゲットを仮想のキャラクターとして具体化した人物像を作り、顧客のニーズや課題をより具体的に把握する目的で設定することを指すマーケティングの考え方です。
ここまでの追求は商品開発には向いていますが、売れるECサイトの構築においては少しオーバーかなと個人的には思います。
ターゲット層とは、もう少し大枠で考えられる、年代・性別・興味/関心を指します。
年代・性別は分かりやすいと思いますが、興味/関心とはユーザーが「買う」という行動を取る為の好み指標になります。
アパレル商品に例えると、ターゲットは30〜40代・男女・カジュアルと設定した場合、ECサイトのイメージが重厚感やフォーマルにしていた場合、ユーザーの離脱率が上がり購入率は下がります。
同じように商品に対して金額が高くても質が良いものを求めるユーザーにとっては、安さをウリにしたECサイトのデザインでは離脱率が上がり購入率は下がります。
このようにターゲットに当てはまったECサイトデザインは、ユーザーの安心・信頼に繋がります。
ターゲットにサシにいくキーワード選定とは
ターゲット層が整理できたら、次はそのターゲットに対するキーワードの選定をする必要があります。
これはSEOの観点からしても大切なことであり、ECサイトの評価にも繋がります。
ターゲットにしたユーザーが、どのようなキーワード検索をするのかを考える必要があります。
例えばスーツを取り扱っていてお買い得を売りにしている場合、キーワードは「安い」「リーズナブル」ではどちらがターゲット層がより使うキーワードになるでしょうか?という点を追求していくことが大切です。
おそらくここは「安い」の方が検索するユーザーが多いでしょう。
「リーズナブル」というキーワードは一般的ではありますが、商品を提供する側が使うことが多いキーワードです。
リーズナブルを英語で「Reasonable」と検索するユーザーは更に減るでしょう。
このようにターゲットにしたユーザーが選択しそうなキーワードをしっかり選定しましょう。
ユーザーファーストなECサイトデザインとは
求めるターゲット層を絞り、キーワードの選定をし、いよいよECサイトの構成となります。
このユーザーファーストなECサイトのデザインは、とても重要です。
実際にある事例なのですが、商品ジャンルと選定したキーワードで検索1位と獲得しているにもかかわらず売り上げが思ったように伸びていない事業者もいらっしゃいます。
事業者のECサイトを分析したところ、構成や設計などの問題もありましたが、1つ明確なのはECサイトのデザインがユーザーに刺さっていないという印象でした。(アナリティクスの観点からも解析)
ここでいうデザインとはバナーや商品画像などを中心とした視覚的デザイン部分になります。
例えば、オシャレを売りにしているのにキービジュアルやバナーが洗礼されていない。
商品画像がチープに見える。
これではユーザーは「全然オシャレじゃないじゃん」「期待していたものとは違う」となってしまい、ECサイトを回遊する前に離脱してしまいます。
売れるECサイトの構築とは、この視覚的デザインと設計デザイン・UI/UXの融合が必要です。
猫の手では多くのECサイト制作の経験からご提案が可能です。
まとめ
今回は売れているECサイトの条件①の集客できているを中心に、売れるECサイトに大切な3つのポイントに触れさせていただきました。
次回は売れているECサイトの条件の②〜④や売れるECサイトデザインに関して、もう少し深掘りしますのでお楽しみに。
また大きくリニューアルする状態ではなくとも、何かを改善したい・運用に関して相談したいという事業者向けに月額保守運用プランも展開しております。
ディレクターやプロデューサーを使った設計の見直しから企画の立案など、貴社の事業プロジェクトに伴走するプラン。
WEBサイトのクリエイティブに関する制作を行うプランなど、月額プランではお悩みに合わせた様々なご提案が可能です。
この記事を書いたのは・・・

猫の手 web部門
株式会社猫の手のweb製作部門です!のECサイトに関するおすすめ情報やWEB製作に関する情報を発信していきます。makeshopやカラーミー、shopifyやeccubeなどECサイトのサービス情報も発信していきます。