
ECサイトを運営する皆さん、こんな経験はありませんか?

あと一歩で買ってもらえたはずなのに…
商品がカートに入れられたにも関わらず、購入完了に至らないことを「カゴ落ち」と呼びます。実はこれ、ECサイト運営者が抱える最も大きな課題の一つ。データによると、ECサイトの平均的なカゴ落ち率はなんと約70%にもなると言われています(2024年時点)。つまり、10人のお客様が商品をカートに入れても、7人は途中でサイトを離れてしまう計算になるんです。
せっかく興味を持ってくれたお客様を取りこぼしてしまうのは、非常にもったいないですよね。しかし、カゴ落ち対策をしっかり行えば、現在の売上を大きく伸ばすチャンスが眠っています。
今回は、2025年最新の視点から、ECサイトの売上を劇的に上げるためのカゴ落ち防止策を具体的に5つご紹介します。
目次
なぜお客様は「カゴ落ち」するのか?主な原因を理解しよう
カゴ落ち対策を始める前に、まずはお客様がなぜ途中で購入を諦めてしまうのか、その原因を把握することが重要です。主な原因としては、以下のような点が挙げられます。
- 想定外の追加費用: 送料や手数料が購入手続きの途中で加算され、合計金額が高くなった。
- 複雑な購入プロセス: 会員登録の強制、入力項目が多すぎる、決済方法が少ないなど、手続きが面倒。
- セキュリティへの不安: クレジットカード情報の入力に抵抗がある、サイトが信頼できないと感じる。
- 配送への不満: 配達日時が選べない、受け取り方法が限られる、配送に時間がかかる。
- 比較検討: 他のサイトや店舗と比較するために一時的に離脱する。
- 技術的な問題: サイトの読み込みが遅い、エラーが発生する、モバイル対応が不十分。
これらの原因を一つずつ潰していくことが、カゴ落ちを減らすための鍵となります。
【実践】ECサイトの売上を伸ばす「カゴ落ち」防止策5選
それでは、具体的なカゴ落ち防止策を見ていきましょう。
1. 決済プロセスの徹底的な最適化と選択肢の拡充
お客様が最も離脱しやすいのが、決済ページです。2025年のECサイトでは、いかにスムーズに、かつ安心して決済できるかが重要です。
- 入力項目の最小化: 会員登録を強制せず、ゲスト購入を可能にしましょう。必須項目は氏名、住所、決済情報のみに絞り、住所入力は郵便番号からの自動入力機能を活用します。
- 多様な決済方法の提供: クレジットカードはもちろん、PayPay、楽天ペイ、Amazon PayなどのID決済、後払い決済、キャリア決済など、お客様が普段使い慣れている決済方法を幅広く用意しましょう。特にmakeshopやShopifyでは、これらの連携が強化されています。
- 進捗バーの設置: 今、購入プロセスのどのステップにいるのかを視覚的に示すことで、お客様は完了までの見通しが立ち、不安なく進めます。
2. 送料・手数料の明確な表示と魅力的な提示
「送料が予想外に高かった」「気づかない手数料がかかった」は、カゴ落ちの典型的な原因です。
- 商品ページでの明確な表示: 送料や手数料は、カートに入れる前、つまり商品ページやトップページなど、早い段階で分かりやすく表示しましょう。
- 送料無料ラインの設定: 「〇〇円以上のお買い上げで送料無料」とすることで、客単価アップとカゴ落ち防止の両方に繋がります。送料が無料になることで、購入への心理的ハードルが大きく下がります。
- 送料無料クーポンの配布: 初回購入者限定で送料無料クーポンを配布するなど、戦略的に活用するのも効果的です。
3. 離脱防止ポップアップとリマインドメールの活用
お客様がサイトを離れようとした時や、カートに商品が入ったまま放置されている場合にアプローチすることで、カゴ落ちを食い止めることができます。
- 離脱防止ポップアップ: お客様がブラウザを閉じようとした瞬間に、「まだ間に合います!初回限定クーポン配布中」といったメッセージやお得な情報をポップアップ表示させ、引き留めを試みます。
- カゴ落ちリマインドメール: カートに商品が入ったまま一定時間経過したお客様に対し、メールで「お忘れ物はありませんか?」と優しくリマインドしましょう。商品画像や残っている商品名を記載し、購入ページへのリンクを貼ることで、スムーズな再訪を促せます。パーソナライズされたメールは、再購入率が非常に高い傾向にあります。
4. 高いサイトパフォーマンスとレスポンシブデザインの徹底
サイトの表示速度が遅かったり、スマホで見づらかったりすると、お客様はすぐに離脱してしまいます。2025年のECサイトでは、ユーザー体験(UX)の快適さが売上に直結します。
- 表示速度の改善: 画像の軽量化、サーバーの強化など、サイトの読み込み速度を常に最適化しましょう。数秒の遅延が、大きなカゴ落ちに繋がります。
- 完全なレスポンシブデザイン: スマートフォン、タブレット、PCなど、あらゆるデバイスで快適に閲覧・操作できるよう、レスポンシブデザインを徹底しましょう。特にモバイルからのアクセスが多いECサイトでは必須です。
- エラーの排除: 不具合やリンク切れがないか定期的にチェックし、スムーズな購入体験を提供することが重要です。
5. 信頼性の構築と安心感の提供
お客様が不安を感じると、購入を躊躇してしまいます。サイトの信頼性を高めることで、安心して買い物をしてもらい、カゴ落ちを防ぎましょう。
- SSL化の徹底: サイト全体をSSL化し、URLが「https://」から始まることを確認しましょう。これは、個人情報が暗号化されることを示し、セキュリティへの意識が高いことをアピールします。
- お客様の声・レビューの表示: 実際に商品を購入したお客様のレビューや評価を分かりやすく表示することで、新規顧客の安心感に繋がります。
- 問い合わせ先の明示: 電話番号やメールアドレス、よくある質問(FAQ)を明示し、困ったときにすぐに連絡が取れる体制を整えましょう。

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