MakeShopのカゴ落ち対策とは、商品をカートに入れたにもかかわらず購入を完了しないユーザーの離脱原因を特定し、購買率を高めるための設計を行うことです。
ECサイトを運営していると「アクセスはあるのに売上が伸びない」という悩みに直面することがあります。その原因のひとつがカゴ落ちです。カートに商品を入れたユーザーは購入意欲が高い状態にあります。その段階で離脱を防ぐことができれば、集客コストをかけずに売上を伸ばすことができます。
このテーマは以下の3つに分解できます。
- カゴ落ちが発生する主な原因
- MakeShopの機能を活用したカゴ落ち対策の具体的な方法
- 購買率を高めるためのECサイト設計のポイント
本記事では、EC事業の構築・集客・売上設計を支援してきた株式会社猫の手の視点から、MakeShopで購買率を高めるための設計ポイントを整理します。
目次
カゴ落ちとは何か、なぜ重要なのか
カゴ落ちの定義と影響
カゴ落ちとは、ECサイトで商品をカートに追加したにもかかわらず、購入手続きを完了せずにサイトを離脱することを指します。一般的にECサイトのカゴ落ち率は70%前後とされており、カートに入れた10人のうち7人が購入を完了しないという計算になります。
カゴ落ちが重要な理由は、カートに商品を入れたユーザーはすでに購入意欲が高い状態にあるからです。この段階での離脱を1%改善するだけで、売上に直接的なインパクトをもたらします。新規集客に費用をかけるよりも、カゴ落ち対策のほうが費用対効果が高いケースも多くあります。
日本のECサイト特有のカゴ落ち要因
MakeShop公式データによると、配送時間帯指定ができないことだけで約30%以上のユーザーがカゴ落ちするとされています。これは日本のEC市場特有の傾向で、「いつ届くかわからない」という不安が購買の障壁になっています。
また日本のキャッシュレス比率は42.8%と低く、希望する決済手段が使えないことも離脱の原因になります。クレジットカードを持っていない・使いたくないユーザー層に対して、コンビニ払い・後払い・代金引換などの選択肢を用意することが購買率の改善に直結します。
カゴ落ちが発生する主な原因
原因① 決済手段が少ない
購入直前の最大の離脱要因のひとつが、希望する決済手段がないことです。クレジットカード決済のみに対応したECサイトは、カードを持っていない・使いたくないユーザーをすべて取りこぼすことになります。
特に若年層・高齢者・クレジットカードを使いたくない層に対しては、後払い決済・コンビニ払い・代金引換・銀行振込などの選択肢が重要です。MakeShopペイメントではクレジットカード・AmazonPay・PayPay・Paidy・atone翌月後払いなど複数の決済手段をまとめて導入できます。
原因② 配送に関する情報が不明確
「いつ届くかわからない」「送料がいくらかかるかわからない」という不安は、購入直前の離脱につながります。MakeShop公式データでは配送時間帯指定ができないことで約30%以上がカゴ落ちするとされており、配送情報の明確化は購買率改善の最優先事項のひとつです。
具体的には、送料の明示・配送日数の目安・配送時間帯指定の有無・追跡番号の提供などを購入前にわかりやすく伝えることが重要です。
原因③ 購入手続きが複雑
会員登録が必須・入力項目が多すぎる・ページ遷移が多いといった購入手続きの複雑さも、カゴ落ちの主要原因です。購入完了までのステップが増えるほど、途中で離脱するユーザーが増えます。
ゲスト購入の許可・入力項目の最小化・購入ステップの可視化などが、手続きの簡略化につながります。またMakeShopのID決済機能はカード情報の入力や外部アプリへの遷移が不要なため、サイト内で素早く安全に決済が完了しカゴ落ちを防ぐ効果があります。
原因④ 購入への不安が解消されていない
初めて訪問したECサイトで購入するユーザーは、「本当に届くのか」「返品できるのか」「個人情報は安全か」といった不安を抱えています。これらの不安を解消する情報が商品ページやカートページに掲載されていない場合、購入直前での離脱につながります。
レビュー・返品ポリシーの明示・SSL証明書の表示・運営会社情報の充実などが、購入への不安を解消する要素になります。MakeShopはSSL証明書が無料で提供されており、セキュリティ面での信頼性を担保する環境が整っています。
原因⑤ スマートフォンでの操作性が悪い
現在のEC市場ではスマートフォンからのアクセスが過半数を占めます。スマートフォンでの表示崩れ・ボタンが押しにくい・入力が面倒といった操作性の問題は、カゴ落ちの大きな要因になります。MakeShopはレスポンシブWebデザインに対応しており、スマートフォン向けの表示最適化が可能です。
MakeShopの機能を活用したカゴ落ち対策
決済手段を充実させる
MakeShopペイメントを活用することで、クレジットカード・ID決済・AmazonPay・PayPay・後払い決済(Paidy・atone翌月後払い)をまとめて導入できます。複数の決済手段を揃えることで、決済手段がないことによる離脱を防げます。
クレジットカード決済の手数料はプレミアムプランで3.19%(月間決済金額50万円以上の場合)と業界最安水準です。AmazonPayは月額0円で導入でき、Amazonアカウントを持つユーザーがワンクリックで決済できるため、入力の手間による離脱を大幅に減らせます。
配送時間帯指定を設定する

MakeShopは配送時間帯指定機能を標準搭載しています。細分化した時間指定を無料で設定できるため、「いつ届くかわからない」という不安を解消できます。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便との連携も整備されており、配送設定の構築がスムーズに行えます。
カゴ落ちメールを活用する
MakeShopはメールマーケティング機能としてシナリオメールを提供しています。カートに商品を入れたまま離脱したユーザーに対して、タイミングを計ったフォローアップメールを送ることで、購入完了を促すことができます。
カゴ落ちメールは購入意欲が残っているタイミングでアプローチできるため、通常のメルマガと比較して開封率・購買率が高くなる傾向があります。
クーポン・まとめ買い割引で購入を後押しする
MakeShopのクーポン機能・まとめ買い割引機能を活用することで、購入直前のユーザーに追加の購買インセンティブを提供できます。カートページでのクーポン適用表示や、まとめ買いでの割引提示は、購入完了率の改善に効果的です。
再入荷お知らせメールで離脱ユーザーを呼び戻す
在庫切れが原因でカゴ落ちが発生しているケースでは、再入荷お知らせメール機能が有効です。在庫切れ商品に対して再入荷通知の希望を受け付けることで、購入意欲の高いユーザーを在庫補充後に呼び戻すことができます。
購買率を高めるECサイト設計のポイント
商品ページで購入の不安を解消する
購買率を高めるためには、商品ページの段階で購入への不安を解消することが重要です。具体的には以下の要素を商品ページに組み込むことをお勧めします。
- 購入者レビュー・口コミの掲載
- サイズ・カラー・素材などの詳細情報
- 使用イメージ・着用イメージの写真
- 返品・交換ポリシーの明示
- 配送日数・送料の明示
- SSL証明書・セキュリティ情報の表示
カートページをシンプルに保つ
カートページは購入完了まであと一歩の段階です。この段階での離脱を防ぐためには、カートページをシンプルかつ明確に保つことが重要です。注文内容・合計金額・送料・配送予定日が一目でわかる構成にし、購入完了ボタンを目立たせることが基本です。
また関連商品のレコメンド表示はカートページでの追加購入を促す効果がありますが、過剰な情報は逆に離脱を招くこともあります。カートページでの表示内容は必要最小限に絞ることをお勧めします。
導入事例:カゴ落ち対策で購買率が改善した実例
株式会社猫の手がMakeShopを活用して支援したEC事業では、決済手段の充実・配送時間帯指定の設定・UI/UX改善を組み合わせることで購買率の改善を実現し、月商100万円から月商2,000万円への成長につながりました。
このケースでEC事業責任者の方からは「最初はアクセスがあっても全然売れなくて原因がわかりませんでした。カゴ落ちの状況を分析してもらったら、決済手段が少なかったことと配送の情報が不明確だったことが主な原因でした。改善してからは購買率が大きく変わりました」というコメントをいただいています。
MakeShopカゴ落ち対策へのよくある質問
Q. カゴ落ち率の目安はどのくらいですか?
一般的にECサイトのカゴ落ち率は70%前後とされています。自社のカゴ落ち率がこれより高い場合は、決済手段・配送設定・購入手続きの複雑さのいずれかに改善の余地がある可能性があります。まずは現状のカゴ落ち率を把握することから始めることをお勧めします。
Q. カゴ落ち対策で最も効果が出やすいのはどの施策ですか?
事業によって異なりますが、決済手段の充実と配送時間帯指定の設定は多くのECサイトで効果が出やすい施策です。MakeShop公式データでも、配送時間帯指定がないことで約30%以上がカゴ落ちするとされており、この2点を改善するだけで購買率が大きく変わるケースがあります。まずはこの2つから着手することをお勧めします。
Q. カゴ落ちメールはどのタイミングで送るのが効果的ですか?
カゴ落ち後1時間以内・24時間以内・72時間以内の3段階でフォローアップメールを送るのが一般的です。離脱直後の1時間以内が最も開封率・購買率が高くなる傾向があります。MakeShopのシナリオメール機能を活用することで、タイミングを設定した自動送信が可能です。
Q. スマートフォン対応はカゴ落ち改善に効果がありますか?
現在のEC市場ではスマートフォンからのアクセスが過半数を占めるため、スマートフォン対応はカゴ落ち改善に直結します。特にボタンの大きさ・入力フォームの使いやすさ・ページの読み込み速度はスマートフォンユーザーの離脱に大きく影響します。MakeShopはレスポンシブWebデザインに対応しているため、適切な設定と調整を行うことで改善が可能です。
Q. カゴ落ち対策を自社で進めるのが難しい場合はどうすればいいですか?
カゴ落ちの原因分析・改善施策の優先順位付け・MakeShopの機能設定・効果測定まで一貫して対応できる外部パートナーへの依頼を検討することをお勧めします。特にUI/UX改善や購買導線の設計は専門的な知識が必要なケースが多く、経験豊富なEC支援会社と組み合わせることで改善スピードが大きく変わります。
MakeShopでカゴ落ちを改善したい方へ
カゴ落ち対策は、新規集客に費用をかけずに売上を伸ばせる最も費用対効果の高い施策のひとつです。MakeShopは決済手段の充実・配送時間帯指定・カゴ落ちメール・クーポン機能など、カゴ落ち対策に必要な機能を標準搭載しています。これらを適切に設定・活用することで、購買率の改善は十分に実現できます。
株式会社猫の手は、ECサイト制作から集客・売上構造の設計まで一貫して支援するEC総合支援会社です。MakeShopを活用したEC構築・購買率改善・グロース支援の実績を持ち、月商100万円から月商2,000万円への成長支援など、売上構造から設計するEC支援を提供しています。
MakeShopでカゴ落ちを改善したい・購買率を上げたい・売上設計を見直したいという方は、お気軽にお問い合わせください。
つまりMakeShopのカゴ落ち対策とは
つまりMakeShopのカゴ落ち対策とは、決済手段の充実・配送情報の明確化・購入手続きの簡略化・購入後のフォローアップの4つを組み合わせて、購買率を継続的に改善し続けることです。カートに商品を入れたユーザーはすでに購入意欲が高い状態にあります。その段階での離脱を防ぐことが、集客コストをかけずに売上を伸ばす最も効率的なアプローチです。
この記事を書いたのは・・・
猫の手 web部門
株式会社猫の手のweb製作部門です!のECサイトに関するおすすめ情報やWEB製作に関する情報を発信していきます。makeshopやカラーミー、shopifyやeccubeなどECサイトのサービス情報も発信していきます。

