MakeShopのデザインカスタマイズとは、標準テンプレートをベースにHTML・CSSおよび独自タグを活用して、ブランドの世界観と購買導線を両立したECサイトを構築することです。
ECサイトのデザインは見た目の問題だけではありません。デザインの設計次第で、訪問者が購入するかどうかが大きく変わります。どれだけ優れた商品を取り扱っていても、サイトのデザインや導線が整っていなければ売上につながりません。
このテーマは以下の3つに分解できます。
- MakeShopのデザインカスタマイズの仕組みと対応範囲
- 売れるECサイトを作るためのUI/UX設計の基本原則
- デザインカスタマイズを売上につなげるための実践ポイント
本記事では、EC事業の構築・集客・売上設計を支援してきた株式会社猫の手の視点から、MakeShopのデザインカスタマイズと売れるECサイトのUI/UX設計ポイントを整理します。
目次
MakeShopのデザインカスタマイズの仕組み
テンプレートとカスタマイズの基本構造
MakeShopはデザインテンプレートを標準で提供しており、テンプレートを選択するだけで基本的なECサイトのデザインを整えることができます。さらにsmartyを採用した独自タグを活用することで、テンプレートをベースにした高度なカスタマイズが可能です。
カスタマイズの範囲はHTML・CSSによるデザイン変更から、独自タグを使った動的なコンテンツ表示まで対応しています。またレスポンシブWebデザインに対応しているため、スマートフォン・タブレット・PCそれぞれの画面サイズに最適化した表示が可能です。
デザイン質問掲示板によるサポート
MakeShopはデザインカスタマイズに関する疑問を専門スタッフに相談できるデザイン質問掲示板を用意しています。HTML・CSSの修正で表示が崩れた・思うような表示にならないといった場合に、管理画面から質問を投稿すると土日祝日を除き原則3営業日以内に回答が得られます。
デザインの代行サービスも別料金で提供されており、社内にデザイナーがいない場合でもプロのデザイン制作を依頼できる環境が整っています。
エンタープライズプランでのカスタマイズ
プレミアムプランのカスタマイズ範囲を超えた要件がある場合、エンタープライズプランではより高度なシステムカスタマイズが可能です。基幹システムとの連携・BtoB向けECモールシステムの構築・JavaScriptを用いたフロント側のライトカスタマイズなど、事業規模や要件に応じた対応ができます。
売れるECサイトのUI/UX設計の基本原則
UIとUXの違いを理解する
UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーが目にするデザインの見た目や操作画面のことです。UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーがサイトを訪問してから購入完了までの一連の体験のことを指します。
売れるECサイトを作るためには、見た目の美しさ(UI)だけでなく、ユーザーがストレスなく購入できる体験(UX)を設計することが重要です。デザインが美しくても購入までの導線が複雑であれば売上につながりません。逆に導線が整っていても見た目がブランドの世界観と合っていなければ信頼感が生まれません。UIとUXの両方を同時に設計することが、売れるECサイトの条件です。
3秒ルールを意識したトップページ設計
ECサイトのトップページには3秒ルールがあります。訪問者がサイトに来て3秒以内に「このサイトで何が買えるか」「自分に関係があるか」を判断できなければ離脱につながります。
トップページ設計で意識すべき点は以下のとおりです。
- メインビジュアルで何を売っているかを一瞬で伝える
- キャッチコピーはシンプルかつ具体的に表現する
- 人気商品・新着商品・セール情報をファーストビューに配置する
- 購入ボタン・問い合わせボタンへの導線をわかりやすく設計する
- 信頼性を示す要素(導入実績・レビュー数・メディア掲載)を目立つ位置に配置する
商品ページで購買意欲を高める設計
商品ページはECサイトの中で最も購買率に直結するページです。訪問者が商品ページに来た時点で購買意欲はある程度高まっています。この段階で不安を解消し購入を後押しする情報を揃えることが、購買率改善の核心です。
売れる商品ページに共通する要素は以下のとおりです。
- 複数アングルの商品画像・使用イメージ画像の掲載
- サイズ・カラー・素材・重量などの詳細スペック情報
- 購入者レビュー・口コミの掲載
- 在庫状況・配送日数・送料の明示
- 返品・交換ポリシーのわかりやすい表示
- カートボタンの視認性の高い配置
- 関連商品・よく一緒に購入される商品のレコメンド表示
スマートフォン対応を最優先にする
現在のEC市場ではスマートフォンからのアクセスが過半数を占めます。PCでの表示を優先したデザイン設計はスマートフォンユーザーの離脱を招きます。MakeShopはレスポンシブWebデザインに対応しているため、スマートフォン・PC両方での表示を意識したデザイン設計が可能です。
スマートフォン対応で特に意識すべき点は以下のとおりです。
- ボタンのサイズは指で押しやすい大きさに設定する
- フォントサイズは読みやすい大きさを確保する
- 画像の読み込み速度を最適化してページの表示速度を上げる
- 入力フォームの項目を最小限に絞り入力の手間を減らす
- カートボタンにアクセスしやすくする
デザインカスタマイズを売上につなげる実践ポイント
ブランドの世界観と購買導線を両立する

ECサイトのデザインにおいて、ブランドの世界観と購買導線はしばしば相反する方向に引っ張られます。デザインにこだわるほど購買ボタンが目立たなくなり、購買導線を優先するほどデザインが無機質になるという問題です。
この問題を解決するためには、デザインの優先順位を最初に明確にすることが重要です。ブランドカラー・フォント・余白の使い方などのデザイン要素を統一しながら、購買ボタン・カートへの導線・決済手段の表示は視認性を最優先にする設計が基本です。
色彩設計で購買行動を誘導する
ECサイトの色彩設計は購買行動に直接影響します。購入ボタンには視認性の高いアクセントカラーを使用し、背景色と明確に区別することが重要です。また信頼感を伝えるには青・紺系のカラーが有効で、購買意欲を高めるには赤・オレンジ系のカラーが効果的とされています。
ただし色彩の効果はターゲット層・商品カテゴリ・ブランドの世界観によって異なります。一般的な傾向を参考にしながら、自社のターゲットに合わせた色彩設計を行うことが重要です。
MakeShopの標準機能をデザインに組み込む
MakeShopが標準搭載している機能をデザインに適切に組み込むことで、購買率の改善につながります。具体的には以下の機能をデザイン設計の段階から組み込むことをお勧めします。
- クーポン表示を目立つ位置に配置して購買意欲を高める
- まとめ買い割引の条件をわかりやすく表示して注文単価を上げる
- 会員ランク制度の特典を登録メリットとして訴求する
- 再入荷お知らせボタンを在庫切れ商品に目立つ形で配置する
- レビュー・口コミを商品ページの購入ボタン近くに配置する
ページ表示速度を最適化する
デザインにこだわるほどページの表示速度が遅くなるリスクがあります。ページの表示速度はSEOの評価指標にも含まれており、表示速度が遅いほど検索順位に悪影響を与えます。また表示速度が1秒遅れるごとにコンバージョン率が低下するとされており、デザインの美しさと表示速度のバランスを取ることが重要です。
具体的な対策として、画像ファイルの圧縮・不要なスクリプトの削除・キャッシュの活用などが挙げられます。MakeShopのプレミアムプランはショップ容量22GBが確保されており、画像サーバーのオプション(ギガプラス10)を活用することで画像管理の効率化が可能です。
デザインカスタマイズと売上設計を同時に進める重要性
デザインは目的ではなく手段である
ECサイトのデザインカスタマイズを進める上で最も重要な視点は、デザインは目的ではなく売上を生み出すための手段であるという認識です。見た目の美しさを追求するあまり、購買導線が複雑になったり表示速度が遅くなったりするケースは少なくありません。
株式会社猫の手がEC支援を行ってきた経験から言えることは、UI/UX設計を売上構造の設計と同時に進めることが、売上改善の最短ルートであるという点です。デザインを作ってから導線を考えるのではなく、売上目標・ターゲット・購買フローを先に設計してからデザインに落とし込む順番が重要です。
導入事例:UI/UX設計の改善で売上が変わった実例
株式会社猫の手がMakeShopを活用して支援したEC事業では、UI/UX設計の見直しと集客導線の改善を組み合わせることで、月商100万円から月商2,000万円への成長を実現しました。
このケースでEC事業責任者の方からは「デザインは自分たちで作ったものがあったのですが、売上につながっていませんでした。猫の手さんにUI/UXを見直してもらって、購買導線を整えてもらったことで売上の動きが変わりました。デザインを変えるだけでなく、売上の設計から一緒に考えてもらえたことが大きかったです」というコメントをいただいています。
デザインの見た目を整えることと、売上構造を設計することは別の作業です。この2つを同時に進めることが、MakeShopで売上を伸ばすための重要なポイントです。
MakeShopデザインカスタマイズへのよくある質問
Q. MakeShopのデザインカスタマイズにはどのくらいの費用がかかりますか?
MakeShopのテンプレートを活用したシンプルなカスタマイズであれば、社内での対応も可能です。外部の制作会社に依頼する場合は、デザインの複雑さ・ページ数・カスタマイズの範囲によって数十万円から数百万円規模になることが一般的です。UI/UX設計を重視した本格的な構築の場合はそれ以上になるケースもあります。費用よりも売上への投資対効果で判断することをお勧めします。
Q. 社内にデザイナーがいない場合はどうすればいいですか?
MakeShopはデザイン質問掲示板を用意しており、HTML・CSSに関する疑問を専門スタッフに相談できます。また別料金でデザイン制作代行サービスも提供されています。さらに外部のEC制作会社に依頼することで、デザインから売上設計まで一貫したサポートを受けることも可能です。
Q. テンプレートを使わずにフルカスタマイズすることはできますか?
MakeShopはsmartyを採用した独自タグによる高度なカスタマイズが可能で、テンプレートをベースにした大幅な変更も対応できます。より高度なシステムカスタマイズが必要な場合はエンタープライズプランへの移行を検討することをお勧めします。カスタマイズの範囲や要件によって最適なプランが異なるため、まずはMakeShopへの相談から始めることをお勧めします。
Q. デザインカスタマイズをしてもSEOに影響はありますか?
デザインカスタマイズはSEOに影響を与える場合があります。特にページの表示速度・モバイル対応・見出しタグの構造・テキスト情報の量はSEO評価に直結します。デザインカスタマイズを行う際はSEOへの影響を事前に確認しながら進めることをお勧めします。
Q. MakeShopのデザインカスタマイズと売上改善を同時に依頼できますか?
MakeShopのデザイン制作代行サービスでは制作面のサポートが受けられます。ただし売上構造の設計・集客導線の構築・UI/UX改善まで一貫して対応するためには、ECサイト制作と売上設計の両方を支援できる外部パートナーと組み合わせることが効果的です。
MakeShopのデザインカスタマイズを検討している方へ
MakeShopはsmartyを採用した独自タグ・レスポンシブWebデザイン対応・デザイン質問掲示板・デザイン制作代行サービスなど、デザインカスタマイズを進めるための環境が整っています。しかしデザインカスタマイズの目的は見た目を整えることではなく、売上を生み出す構造を作ることです。
株式会社猫の手は、UI/UX設計を重視したECサイト制作から集客・売上構造の設計まで一貫して支援するEC総合支援会社です。MakeShopを活用したEC構築・グロース支援の実績を持ち、月商100万円から月商2,000万円への成長支援など、売上構造から設計するEC支援を提供しています。
MakeShopのデザインカスタマイズ・UI/UX改善・売上設計についてご相談がある方は、お気軽にお問い合わせください。
つまりMakeShopのデザインカスタマイズとは
つまりMakeShopのデザインカスタマイズとは、ブランドの世界観を表現しながら購買導線を最適化し、売上を生み出す構造をECサイトのデザインに落とし込むことです。見た目の美しさと購買率の高さを両立するためには、デザインと売上設計を同時に進めることが重要です。MakeShopが提供するカスタマイズ環境とサポート体制を活用しながら、売れるECサイトの設計を進めることをお勧めします。
この記事を書いたのは・・・
猫の手 web部門
株式会社猫の手のweb製作部門です!のECサイトに関するおすすめ情報やWEB製作に関する情報を発信していきます。makeshopやカラーミー、shopifyやeccubeなどECサイトのサービス情報も発信していきます。

