
makeshopで使える「イーレコメンド」は、ユーザーの行動に合わせた商品を自動でおすすめ表示してくれるツールです。
うまく活用することで、回遊率アップ・離脱防止・ついで買い促進につながり、売上アップにも効果的。
この記事では、「イーレコメンドって何?」「使うと何がいいの?」「設定って難しいの?」という方向けに、機能の紹介から活用のコツまでをわかりやすくまとめました。
イーレコメンドとは?

makeshopの管理画面から簡単に導入できる、有料のAI型の商品レコメンド機能です。
利用料金は初期費用66,000円、年間費用132,000円で、以下のようなレコメンド枠を自動で表示できます。
- ユーザーへのおすすめ
- 最近チェックした商品
- この商品を見た人はこんな商品も見ています
- この商品を買った人はこんな商品も買っています
- ランキング(週間・月間など)
いずれもユーザーの行動ログや販売データをもとにして表示されるので、手動で設定する手間がなく、最新の情報が常に自動更新されます。
トップページや商品ページにおすすめ商品や売れ筋商品を表示して、他の商品もどんどん見てもらおう!
そんな便利なイーレコメンドの機能について、今回はEC担当者さん目線で知っておきたいポイントをピックアップしてご紹介します。
「どんなことができるの?」「注意すべき点はある?」といった疑問も含めて、活用のコツや注意点をわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①レコメンド設定~ユーザーに合わせた自動提案~

イーレコメンドの「レコメンド設定」は、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴をもとに、ぴったりの商品を自動でおすすめしてくれる機能です。
PV(ページビュー数)やCV(コンバージョン数)などの行動データをもとに、
「この商品をチェックした人はこんな商品も見ています」
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
といった形で、関連性の高いアイテムを自然にレコメンド表示してくれます。
ユーザーにとって「自分に合った商品を見つけやすくなる」だけでなく、ショップ側にとっても回遊率や購入率のアップが期待できるという、嬉しい機能なんです◎
特定の商品に合わせて、おすすめアイテムを手動で設定することも可能!

レコメンド設定は自動表示だけでなく、商品ごとに「このアイテムをおすすめしたい!」という設定を手動で行うこともできます。
設定した商品がその商品のおすすめ枠に“優先的に”表示されるようになるため、たとえばこんなシーンで活躍します。
- セット売りしたい商品同士を組み合わせて表示
- オプションや付属品を一緒に提案したい
- コーディネート例や使用シーンに合わせた関連商品を見せたい
「この商品には、ぜひこれも一緒にチェックしてほしい!」というような、ショップ側の意図を反映したレコメンド表示ができるのがポイントです。
自動任せだけじゃない、ひと工夫の“手動おすすめ”。
商品を魅力的に見せる大事な導線として、ぜひ活用してみてください。
②ランキング設定~人気商品をしっかりアピール~

「ランキング設定」は、売れ筋商品を自動で集計し、ランキング形式で表示できる機能です。
デイリーランキング(日間)・ウィークリーランキング(週間)・マンスリーランキング(月間)で集計の期間を選ぶことができます。
また、PV(ページビュー数)順・CV(コンバージョン数)順のどちらで並べるかも選択できます。
「今人気の商品はこれ!」とひと目でわかるので、初めてのお客様や、購入を迷っているお客様の後押しにもぴったり。
ショップの魅力やトレンドを伝える上でも、ランキング表示はとっても有効な導線ですね。
人気商品には“売れている安心感”があるもの。「人気商品なら自分も買ってみようかな」と思ってもらえるきっかけになるかも!
③ピックアップ設定~見せたい商品を手動でチョイス~

「ピックアップ設定」は、運営者が手動で商品を選んで表示できる自由度の高い設定です。
- 季節商品・セール商品を目立たせたいとき
- 在庫をさばきたい商品を意図的にプッシュしたいとき
- 新商品だけを先出しで紹介したいとき
TOPページの「季節のおすすめ」や「今だけの特別価格」など、特集的な見せ方をしたいときにぴったりの機能です。
売上アップのための“戦略的な見せ方”ができるので、 キャンペーンやプロモーションを組む際にも心強い味方になりますね。
自動レコメンドとちがって「この商品を推したい!」というものを細かくピックアップできるのが魅力!
表示させたくない商品も除外できます

「この商品は特別価格だからおすすめ枠には出したくない…」
「非公開の商品がうっかり表示されるのは困る…」
そんなときもご安心ください。
イーレコメンドでは、表示させたくない商品を“個別に除外設定”することが可能です。
- 在庫がほとんどない商品
- 特定のキャンペーン限定品
- 実験的に登録している商品
など、意図しない商品が自動でレコメンド表示されないようにコントロールできます。
「自動でおすすめが出るって便利だけど、コントロールできないと心配…」
という方も安心して使うことができる機能です。
それぞれの使い分けのイメージはこんな感じ
機能名 | 向いている目的 | 特徴 |
レコメンド設定 | 回遊率UP・ついで買い | 自動で関連商品を表示 |
ランキング設定 | 売れ筋アピール・安心感の演出 | 人気商品を自動集計して表示 |
ピックアップ設定 | キャンペーン・戦略的な売り場作り | 手動で商品を指定可能 |
「閲覧履歴」「新着アイテム」も表示できます
おすすめ商品やランキングの表示だけでなく、ユーザーの閲覧履歴や、新着アイテムの表示にも活用できます。
- 「最近チェックした商品」を表示して、買い忘れを防止
- 「新着アイテム一覧」をトップページに設置して、旬の情報をアピール
ユーザーにとっても、「またあの商品見たいな」「新商品って何か出た?」といったニーズに応えることができ、購買行動を後押ししてくれます◎

イーレコメンドでできないこと・注意点
とても便利なイーレコメンドですが、実はできないこと・注意点もあります。
導入前や運用時に、ちょっと気をつけたいポイントはこちらです。
カテゴリごとの自動出力ができない
「カテゴリ別のランキングを自動で出したい」
「カテゴリごとの新着アイテムを並べたい」
といったカテゴリ単位での出力には、残念ながら対応していません。
どうしてもカテゴリごとに見せたい場合は、「ピックアップ設定」で手動で表示枠を作る必要があります。
ちょっと手間はかかりますが、見せたいカテゴリに合わせて設計できるぶん、より細かい調整ができるとも言えます。
カテゴリ名の表示はできない
商品画像の下に「カテゴリ名」や「カテゴリへのリンク」を入れたい…
という場面もあると思いますが、現在のイーレコメンドでは非対応です。
カテゴリページへ誘導したい場合は、バナーや別の導線を併用するなど、別のアプローチが必要になります。
まとめ:イーレコメンドを使いこなすには?
イーレコメンドは、makeshopで使えるとても便利なレコメンド機能。
使い方次第で、お客様の“あとひと押し”をサポートしてくれます。
ただし、できること・できないことの整理はとても大事。
思い通りの見せ方ができないときは、他の機能と組み合わせて補うことで、より効果的な商品アピールが可能になりますよ◎
私たち「猫の手」では、makeshopの仕様をふまえたレコメンド設定や商品導線の最適化、デザインのご提案まで、EC担当者さまの「こうしたい!」を形にするお手伝いをしています。
「どう見せたらもっと買ってもらえるのか?」
「makeshopの機能を活かしきれていない気がする…」
そんなお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください🐾
ECサイトに“ちょうどいい手助け”を。猫の手が、そっとお力になります。

株式会社猫の手はmakeshop認定パートナーとして、お客様のECサイト運営をサポートしています!
もし、商品グループの設定やその他の機能についてお困りのことがあれば、経験豊富なプロフェッショナルがしっかりとお手伝いさせていただきます。
お客様のネットショップの売上アップにつながるよう、全力でサポートいたしますのでどうぞお気軽にお問い合わせください。
ネットショップの成功を一緒にサポートさせていただければ嬉しいです!
この記事を書いたのは・・・

藤原
フロントエンドエンジニア
コーディングと猫と海外旅行が好きです。