ECサイトの改善を重ねているのに、なぜか売上が伸びきらない。
デザインを整えた。
商品ページも刷新した。
広告も運用している。
それでも「もう一段伸びない」という感覚が残る。
その原因は、ECサイトの“導線設計”にあるかもしれません。
本記事では、ECサイト改善における本質的な視点となる
「売り場思想」から考える導線設計について解説します。
目次
ECサイト改善で見落とされがちな「売り場視点」
リアル店舗には、必ず入り口と出口があります。
お客様は入り口から入り、
カテゴリーの看板を見て、
目的の売り場へ進みます。
どの商品をどこに置くのか。
どこで立ち止まらせるのか。
どこで手に取らせるのか。
売上アップを実現する店舗は、例外なく「導線」が設計されています。
弊社CEO 鳥井は、オンラインが普及する以前からリアル店舗の売り場づくりに向き合い、
試行錯誤を重ねてきました。
棚の高さ、視線の流れ、回遊ルート。
それらを変えるだけで売上は変わる。
現在ECサイトで行われている導線設計やCVR改善施策の多くは、
オフラインで検証され尽くした売り場理論の延長線上にあります。
オンラインは手段が変わっただけで、人の購買心理は変わっていません。
ECサイトの導線設計がコンバージョン率を左右する
ECサイトの入り口は複数あります。
- 検索エンジン
- Web広告
- SNS
- メルマガ
重要なのは、「どこから流入したユーザーか」を前提に設計されているかどうかです。
検索流入は顕在層。
SNS流入は潜在層。
同じページ構成で本当にコンバージョン率(CVR)は最大化できるでしょうか。
ECサイト改善とは、見た目を整えることではありません。
流入から購入までの“流れ”を設計することです。
トップページは会社紹介ではなく、
ユーザーにとっての「売り場案内板」です。
適切な導線設計がなければ、いくらアクセスを集めても売上にはつながりません。

商品ページ改善=情報を増やすことではない
ECサイト改善の現場でよくある誤解があります。
「情報を増やせば売れる」という考え方です。
かつて主流だった2カラム構成では、
商品画像の横にバナーやランキングが並び、情報量を増やす設計が一般的でした。
しかしスマートフォン時代に入り、1カラム設計が主流となりました。
理由は明確です。
人は判断するとき、ノイズを嫌う。
コンバージョン率を上げるために重要なのは、
選ばせることではなく、
迷わせないこと。
CVR改善の本質は、情報量の最適化にあります。
1カラムは手段であって目的ではない
とはいえ、「1カラム=正解」というわけではありません。
- トレンドだから1カラムにするのか
- 離脱率を下げるために1カラムにするのか
この違いが、成果の分岐点になります。
ECサイト改善で成果を出し続けている企業には、共通点があります。
すべての配置に“理由”があること。
なぜこの順番なのか。
なぜこの位置にレビューがあるのか。
なぜここにCTAを置くのか。
説明できる導線設計こそが、売上アップにつながります。
売上アップは「点」ではなく「構造」で決まる
デザイン変更。
コピー改善。
バナー差し替え。
これらは重要ですが、すべて“点”の改善です。
本当に見るべきなのは、購入までの体験全体。
ユーザーは、
どこから流入し、
どこでスクロールを止め、
どこで不安を感じ、
どこで離脱するのか。
ECサイト改善とは、
この一連の流れを可視化し、最適化することです。
リアル店舗で導線を設計するように、
ECサイトでも回遊と心理の流れを設計する。
売上は偶然ではなく、構造で決まります。

ECサイト改善の第一歩は「問い」を変えること
ECサイトを作ることが目的ではありません。
継続的に売上を伸ばし、コンバージョン率を改善し続けることが目的です。
そのために必要なのは、
「どう見せるか」ではなく
「どう歩かせるか」という視点。
あなたのECサイトには、
- 流入別の導線設計がありますか
- 離脱ポイントを説明できますか
- コンバージョンまでの心理設計がありますか
その問いを持つこと自体が、ECサイト改善の第一歩です。
導線設計を見直すことが、
売上アップへの最短距離かもしれません。
もし現状の導線設計やCVRに課題を感じている場合は、
一度、客観的に整理してみませんか。
無料相談では、現状の課題整理と改善の方向性を具体的にお伝えしています。
この記事を書いたのは・・・
Sato
カスタマーサクセス・プランナー
サトウです。これまでグラフィックデザイナーやイラストレーター、ネイリストなど、人と関わりながら手を動かす仕事に携わってきました。多様な視点を活かし、ECについてわかりやすくお伝えできればと思っています。猫の手ですが、実は犬担当。保護犬とのんびり暮らしています U^ェ^U

