「アクセスはあるのに、商品を見てもらえない…」
「TOPからすぐ離脱されてしまう…」
そんな悩みを抱えている中小企業のEC担当者の方は、とても多いです。
実は、“回遊率”は売上に直結する最重要指標のひとつ。
どれだけ良い商品を扱っていても、ユーザーがサイト内を回遊してくれなければ購入にはつながりません。
この記事では、ECサイトの導線設計に悩む初心者の方に向けて、
今日からできる改善ポイントをやさしく、丁寧にまとめました。
目次
なぜ回遊率が低いECは“売れない”のか
回遊率が低いということは、ユーザーがサイト内の数ページしか閲覧できていない状態です。
この状態には以下の問題があります。
- ユーザーが“自分に合う商品”を見つけられない
- 商品比較ができず、購入判断に至らない
- TOP → 商品詳細 → 離脱 の「単線導線」に陥りやすい
- 検索流入があっても売上に反映されにくい
特に中小企業のECに多いのが、
「TOPに来た瞬間、どこに行けばいいか分からない」問題。
ECはリアル店舗と違い、
店員が声をかけて案内してくれるわけではありません。
だからこそ、“回遊を促す導線”を用意しないと、ユーザーは迷って離脱してしまうのです。

初心者がまず理解すべき「導線設計」の考え方
導線設計とは、
ユーザーを購入まで迷わせず、自然に案内するガイドライン作りです。
リアル店舗でも、
入り口 → 人気商品コーナー → ブランド別棚 → レジ
といった分かりやすい流れがありますよね。
ECサイトも同じで、まず次の3つを整理する必要があります。
① 情報の階層
TOP
→ 大カテゴリ
→ 小カテゴリ
→ 商品一覧
→ 商品詳細
→ カート
この階層が分かりにくいと、ユーザーは迷います。
② ユーザーの目的
ユーザーは必ずしも「買いたい」わけではありません。
- 比較したい
- 新作を見たい
- 再入荷を知りたい
- プレゼントを探している
こうした目的に応える導線が必要です。
③ 商品の特性
商品点数が多いのか、少ないのか。
“選ばせたい軸”が価格なのか、ブランドなのか。
これによって導線が大きく変わります。
回遊率が低いECに共通する“5つのミス”
ここからは、多くの中小企業のECで見られる失敗例をご紹介します。
① TOPページの情報が多すぎる
バナーを詰めすぎて、何を見ればいいか分からない状態。
初心者ほど“全部見せよう”として逆効果に。
② カテゴリ構造が複雑 or 分かりにくい
カテゴリ名が専門的で伝わらない、
階層が深すぎて迷う…という状態。
③ 商品詳細ページで離脱しやすい導線
商品説明の下に何もリンクがなく「終点」になっているECは非常に多いです。
④ 似た商品への誘導が弱い
“他の色”“関連アイテム”など、自然な誘導が無いと回遊されません。
⑤ スマホ表示がPC前提のUIになっている
ボタンが小さく、情報が横に詰まりすぎて読みにくい。
今や7〜8割がスマホなので致命的です。
今日からできる!回遊率を上げる7つの改善策
初心者の方でもすぐに取り組める改善策だけをまとめました。
① 「目的別リンク」をTOPに置く
例:
- 初めての方へ
- ギフトで選ぶ
- 人気ランキング
- 再入荷アイテム
- セール商品
ユーザーは目的から回遊するため、明確な“導線タイトル”があるだけで動きが変わります。
② カテゴリを“お客様の言葉”に寄せて再整理する
EC担当者が使う言葉と、ユーザーの言葉は違います。
×「アウター」
→ 〇「ジャケット・コート」
×「ヘアケアグッズ」
→ 〇「シャンプー」「トリートメント」「ヘアオイル」
カテゴリ名の改善だけで回遊率が上がるケースは本当に多いです。
③ 商品詳細ページに関連リンクを入れる
- 同シリーズ
- ブランド別ページ
- よく一緒に買われる商品
- カテゴリ一覧へ戻る
商品詳細ページは離脱しやすい場所なので、
「次の導線」が必須です。
④ カートからの離脱を防ぐ導線を整える
- カートページにも関連商品を少し置く
- “あと◯円で送料無料”を明記する
- クーポン案内で離脱を防ぐ
“小さな導線”がカゴ落ち対策になります。
⑤ スマホの親指導線に対応させる
- ボタンは大きく
- 重要なリンクは画面下部に配置
- 横スクロールしないようにする
スマホ最適化は回遊率に直結します。
⑥ フッターを“ナビゲーションとして”再構築する
実は、フッターは回遊率改善に大きく影響します。
- 主要カテゴリ
- ご利用ガイド
- ブランド一覧
- おすすめコンテンツ
フッター=最終ナビと考えると、自然と回遊されます。
⑦ 内部リンク施策でSEOと回遊率を同時に上げる
ブログ・コラムがある場合は、
カテゴリや商品に自然につなげる内部リンクを増やすと、SEO面でも強くなります。
導線改善で“どこまで変わる?”猫の手の事例から見る成果
猫の手でも、導線改善だけで成果が出た事例は多くあります。
- 商品点数は変わらないのに、回遊率が1.8倍
- 回遊率向上に伴い、購入率が上昇
- 「迷わなくなり、目的の商品に辿り着けるようになった」とユーザーの声
そう、大きなデザイン変更をしなくても
導線を整えるだけで売上が伸びるケースは非常に多いのです。
中小企業のECは、機能やデザインよりも
“導線設計の見直し”が最も費用対効果の高い改善になります。

導線設計は難しくない。初心者こそ取り組むべき理由
SEOのように専門知識も必要なく、
デザイン変更のような大きな工数も不要。
- カテゴリ名を変える
- 目的別リンクを追加する
- フッターを整理する
こうした“すぐにできる小さな改善”だけでも効果は出ます。
特に、
Shopify / MakeShop を使っている企業は導線改善の自由度が高いため、
取り組みやすい領域です。
まとめ:導線を整えるだけで、ECは“もっと売れる場所”になる
ユーザーが迷わず、目的の情報にたどり着けるECは、それだけで購入率が上がります。カテゴリ名の整理や、目的別リンクの追加、商品詳細ページの導線改善など、小さな工夫でも回遊率は大きく改善できます。まずは今日できる範囲から始めてみてください。
お問い合わせ
株式会社猫の手は、
MakeShop・Shopifyに精通し、ECサイトの課題に合わせた導線改善・デザイン改善を一貫してサポートしています。
2025年EC業界TOPエクセレント企業賞、SEO賞のW受賞をはじめ、
売上向上やSEO改善の実績も多数ございます。
ECサイトの導線でお悩みの方は、
ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
この記事を書いたのは・・・
南
猫5匹とにぎやかに暮らしています。 お買い物は、ほとんどネット通販。 「こんなサイトだったら、つい欲しくなっちゃうなぁ」 そんな気持ちを大事にしながら、 ECの売上アップにつながる工夫を考えています。

