最近はGoogle検索よりもSNS検索の方が精度が高いと言われています。
z世代の多くは検索するときにGoogleではなくSNSを使って情報を検索するそうです。
どのくらい検索に差が出るのでしょうか?
どんな検索がGoogleに向いているか、SNSに向いているかを検証したいと思います。
食に関する検索はSNS検索の方がより味の詳細を得ることができる
まずは食に関する検索を試してみます。
「新宿 ラーメン」で美味しい新宿のラーメン情報を検索し、どのような情報が得られるか比較してみます。この場合は行きたいラーメン屋を確定できることを目的とします。
Google検索で「新宿 ラーメン」を検索した場合
まずは新宿周辺のmapと周辺のラーメン店が3件出てきます。現在新宿に滞在していてラーメン店を検索する場合にはすぐに行きたいお店を見つけることができそうです。
map以降は、ほぼランキング形式のサイトが並びます。TOP20や15選など、情報量の多いサイトばかりが並びます。
とにかく情報量が欲しい場合にはいいかもしれませんが、1つ1つのお店の情報が薄いのが気になります。1つのラーメンをじっくり紹介するサイトや、ラーメン店そのものの公式サイトが最初に出てこないのは不便だと感じました。
2ページ目からラーメン店の公式サイトが一つ出てきましたが、求人情報も出てきてしまいます。
Google検索を使った感想
今いる場所で近くの食事を探すのはGooglemapを使うのが便利だと感じました。
いつか行きたいというお店を探すときに、ランキングサイトばかり出てきてしまうので1つのおすすめのお店を決めたいときには情報量が多すぎると感じました。
また、2ページ目ですでに求人情報が出てくるので求めている情報と違うものが多いという印象です。ランキングサイトより公式サイトが多く出てくると便利だと思いました。
Twitter検索で「新宿 ラーメン」を検索した場合
検索の上部には、ラーメンのインフルエンサーたちのラーメン家紹介が並んでいました。
140字という文字制限のため、詳細な味はわからないですが、場所や写真の情報が得られます。
リンク先が貼られていない場合は、その情報を元にさらにGoogleで検索する必要がありそうです。写真で美味しそうと思ったお店の詳細をGooglemapで検索するという工程で検索すると行きたいお店が決まりそう。
インフルエンサー投稿のあとは直近で食べた人の写真や感想になります。リアルな人の感想を知りたい場合には良いです。
Twitter検索を使った感想
文字数が少ないので、写真や感想を見ることがとても楽だと感じました。
リンク先が貼られていない情報はさらにGoogleでお店の情報を検索する必要がありそうです。
個人のリアルな感想を見ることができるので、より詳細な感想が知りたい場合にいいと感じました。
Instagram検索で「#新宿ラーメン」を検索した場合
Instagramは単語2つの検索では出てこないので、ハッシュタグを使って検索しました。写真が一覧で並ぶので、美味しそうと思うものに出会いやすいです。
ただ、ハッシュタグで検索すると、そのハッシュタグをつけている投稿が出てくるという形なので、ラーメンと全く関係ないものも出てきます。
Twitterに比べて文字数が多いので、より多くの感想を得ることができます。
インフルエンサーの投稿は写真が綺麗なので目に付きやすいです。個人よりも、インフルエンサーの情報にたどり着くことが多かったです。
Instagram検索を使った感想
写真が一覧で並んでいるので、好みの情報に辿り着きやすいです。
食や、インテリアに関するものはInstagramで検索するとより好みの商品に出会えると思いました。
アプリで見るとURLはクリックできない(投稿のみ。ストーリーはクリックできる)ので、お店の公式サイトを見たい場合は再度Googleで検索する必要がありそうです。
Instagramだけで情報が多い場合はInstagram検索のみで完結できそう。
TikTok検索で「新宿 ラーメン」を検索した場合
動画で実際に食べているところを見ることができるので、より美味しそうに見えました。
お店までのルートを紹介している人もいるので、地図を見なくてもそのお店に行くことができそうです。動画の一覧には、「いいね」の数がわかるようになっているので人気の投稿やお店を見たくなります。インフルエンサーの投稿を見ることが多くなります。
TikTok検索を使った感想
TikTok検索は行きたいお店を見つけるのが簡単だと感じました。
その分、インフルエンサーの投稿に目が行きやすいのでリアルな感想よりは、インフルエンサーマーケティングのものを見ることが多かったです。
動画で紹介は、イメージが湧きやすいので食やファッションにはぴったりだと感じました。
YouTube検索で「新宿 ラーメン」を検索した場合
個人の感想を知りたい場合はYouTubeは適切かもしれません。
それぞれの個人の感想が多く聞けます。
ただし、食べログのランキングを動画にしている場合もあるのでその場合はGoogle検索を同じ結果になり、なおかつ動画を見る時間がかかります。ただ、動画の分情報は頭に入りやすいのかと思います。
動画は10分程度のものが多いので、1つの情報を得るのに文字で認識するより時間がかかります。
1つの動画を作るのに時間がかかるためか、情報量は一番少ないです。
YouTube検索を使った感想
文字より動画の方が好きな場合は良いと思いました。
食に関することよりも、旅行やホテルを検索する場合の方がより動画に向いていると感じます。
このYouTuberが食べているから、このラーメンを食べたいということにもなりそうです。
そういう情報の取得の仕方はテレビに似ていると感じました。
調べる対象が明確な場合に関してはGoogle検索の方がより正確な情報を得ることができる
今回はNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を検索します。鎌倉殿の13人に関わること、北条義時に関する歴史について知ることを目的とします。
Google検索で「鎌倉殿の13人」を検索した場合
ドラマの詳細、キャスト、見ることができるサービス、放送時間などの詳細な情報をまとめて見ることができます。
また、歴史や人物に関する記事も出てきます。ランキング形式のブログは出てこないです。
ただ、信憑性のある情報かどうかは自分で判断をする必要があります。
Google検索を使った感想
放送時間や脚本家情報、出演者情報がまとめて出てくるところがとても良いです。
公式サイトも一番上にくるので、調べる対象が明確な場合はGoogleを使った方が欲しい情報に素早くアクセスできると感じました。
Twitter検索で「鎌倉殿の13人」を検索した場合
ドラマなどの場合、個人の感想やネタバレが多い印象です。また、関係のないネタツイートも含むので正確な情報は得ることが難しいかもしれません。感想を見たい場合にはリアルタイムで見れるので良いです。
Twitter検索を使った感想
情報が欲しい場合には検索が難しいです。
感想が見たい場合には一番良いと思います。
読むのはとても楽しいです。
Instagram検索で「鎌倉殿の13人」を検索した場合
出演者の写真が多いので、調べる対象が俳優さんの場合は情報を得るのが早いと思いました。
また、出演者の個人写真も多いので、ファンが俳優さんを調べるのには適切と感じました。
ドラマ自体の詳細な情報や歴史に関する情報を得るのは難しいです。
また、スクロール数が増えると関連のない猫の写真などが増えてきます。(ハッシュタグ検索のため)
Instagram検索を使った感想
人物を調べたり、同じファンのことを知りたいときにはInstagram検索が有効だと感じました。
関連性のない写真も多いので、情報だけ調べたい場合には不向きです。
TikTok検索で「鎌倉殿の13人」を検索した場合
個人の感想や鎌倉殿の13人っぽいというあまり関連性のない動画が出てきました。
情報そのものを得る場合はほぼ情報が得られないのではないかと感じました。
ちょっとした感想などを得る場合には良いかもしれません。
TikTok検索を使った感想
動画な分、情報自体を得るのには向いていないと感じました。
感想や、あまり関連性のない動画自体は見ていると面白いです。
YouTube検索で「鎌倉殿の13人」を検索した場合
公式チャンネルの動画が一番上に出てくるので、ドラマの情報を得ることができます。
また、歴史解説のチャンネルも出てくるので、動画の方が理解できるという方にはYouTube検索もいいなと感じました。
YouTube検索を使った感想
公式チャンネルが最初に出てくるのはとても良いと感じました。
学びになるチャンネルも出てくるので、その点は他のSNSと違うと感じました。
Google検索はどのような検索に強いか
・決まった情報自体の詳細を知りたい場合
・知識自体の検索
・公式サイトや企業自体の情報
SNS検索はどのような検索に強いか
・気になっているものの評判、感想、意見などの個人の感想
・明確に欲しいものが決まっておらず、迷っている状態での商品比較
・推しなどがいる場合には情報や感想の共有など
今後ECサイトは、Google検索で直接サイトにくるユーザーより、SNSで検索し、様々なSNSで商品を見たユーザーがECサイトにくる割合が多くなる
SNS検索の強みは、まだ欲しい商品が決まっていない段階のユーザーに何度も商品を見せることで
「この商品って人気なんだ」
「最近よく見るから気になってきた」
という形でアプローチすることができます。
様々なSNSで商品を投稿していくことで、購入してほしい層に何度も見てもらえる確率が上がっていきます。特定のSNSに絞ってアプローチしていくよりも、様々なSNSで見る機会がある方が人気の商品、話題の商品というイメージを作ることができます。
SNS検索で気になったユーザーがGoogleでその商品を調べるということも多くなりそうです。
その場合、商品名や情報でGoogle検索に載るようにしなければいけないです。
どちらの検索も、とても大切になってきます。
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