ECサイトを運営していると、
- 商品数も増えてきた
- デザインもそれなりに整っている
- 広告や集客も一定数行っている
それでも「なぜか売上が伸びない」「回遊されていない気がする」
と感じることはありませんか?
その原因、カテゴリー設計にあるかもしれません。
カテゴリーは一見すると
「商品をまとめて並べているだけの場所」に見えますが、
実は 売上・回遊率・SEOのすべてに影響する重要な要素 です。
この記事では、
ECサイトのカテゴリー設計がなぜ売上に直結するのか、
そして 実務としてどう見直せばよいのか を、順を追って解説します。
目次
なぜECサイトのカテゴリー設計で売上が変わるのか
多くのECサイトでは、カテゴリーが「商品一覧ページ」として扱われがちです。
しかし、ユーザー視点で見ると、
カテゴリーは 購入までの“判断の場” でもあります。
- 自分に合う商品がありそうか
- 比較しやすそうか
- このサイトで買っても大丈夫そうか
こうした判断は、
カテゴリーページを見た瞬間にほぼ決まる と言っても過言ではありません。
また、SEOの観点でもカテゴリーは重要です。
- 商品ページは指名検索が多い
- 一方で、
「○○ 通販」「○○ 比較」「○○ おすすめ」
といった検索の受け皿になるのはカテゴリーページ
つまりカテゴリーは、
検索流入と購入導線をつなぐハブ の役割を担っています。
よくある「売れないカテゴリー設計」の失敗例
まずは、実際によく見かける失敗パターンを整理します。
心当たりがあるものがないか、チェックしてみてください。
商品軸だけで分類している
「素材別」「型番別」「シリーズ別」など、
社内目線・メーカー目線で分けられているケースです。
ユーザーは
「自分にどれが合うか」を知りたいのであって、
型番や内部分類を知りたいわけではありません。
カテゴリー名が専門用語・社内用語になっている
カテゴリー名が分かりにくいと、
クリックされずに離脱されます。
- 業界用語
- 社内では通じる略称
- 初見では意味が伝わらない言葉
これらは、
探しづらさ=売れづらさ に直結します。
カテゴリーが増えすぎている
商品が増えるたびにカテゴリーを追加し、
結果として
- メニューが煩雑
- どこを見ればいいか分からない
状態になっているケースも多くあります。
カテゴリーは「多ければ良い」わけではありません。
1カテゴリ1商品になっている
カテゴリーを作ったものの、
中身がほぼ1商品しかない状態です。
これでは、
- 比較できない
- 選ぶ理由が作れない
ため、購買につながりにくくなります。
スマホで使いづらい設計になっている
現在、ECの閲覧の大半はスマホです。
- 階層が深すぎる
- スクロールが長い
- 目的の商品にたどり着きにくい
こうした設計は、
スマホユーザーの離脱要因 になります。

売上につながるカテゴリー設計の考え方
売れるカテゴリー設計の前提は、
ユーザーは「商品」ではなく「目的」で探している という理解です。
たとえば、
- どんな悩みを解決したいのか
- どんなシーンで使うのか
- 何を基準に比較したいのか
こうした視点で整理されたカテゴリーは、
自然と回遊・比較・購入につながります。
また重要なのは、
- カテゴリー名=SEOキーワード
にしすぎないこと。
検索を意識するあまり不自然な名前になると、
ユーザー体験が損なわれる ケースもあります。
SEOと使いやすさは、
両立させる設計 が必要です。
ECサイトのカテゴリー設計|実務ステップ
ここからは、
実際にカテゴリー設計を見直す際の手順を解説します。
Step1:検索・購入目的を洗い出す
まず行うべきは、
「どんな目的で探されているか」を整理することです。
- 検索キーワード
- よくある問い合わせ
- 売れている商品の共通点
これらをもとに、
- 用途別
- 悩み別
- シーン別
といった切り口を洗い出します。
Step2:主カテゴリ・サブカテゴリを整理する
次に、
カテゴリーの役割を明確にします。
- 主カテゴリ:入口・検索流入の受け皿
- サブカテゴリ:比較・絞り込み用
階層はできるだけ浅く、
「2〜3クリック以内で商品にたどり着ける」
ことを目安にしましょう。
Step3:カテゴリーページに載せる情報を決める
売れるカテゴリーページは、
商品を並べているだけではありません。
たとえば、
- そのカテゴリーの特徴
- 選び方のポイント
- 比較軸
- おすすめ商品
こうした情報を入れることで、
ユーザーの「迷い」を減らせます。
SEO的にも、
カテゴリーページに適切なテキストがあること は重要です。
Step4:スマホ視点で再設計する
PCで問題なく見えても、
スマホでは使いづらいケースは多くあります。
- 一覧の見やすさ
- フィルター・絞り込み
- CTAの位置
を、スマホ前提でチェックしましょう。
Step5:SEOと売上の両立をチェックする
最後に確認したいのが、
検索流入で終わっていないか という点です。
- 商品ページへの導線が分かりやすいか
- 比較しやすい並びになっているか
- 回遊が生まれているか
カテゴリーは
「集める場所」ではなく
「売るための中継地点」だと考えると整理しやすくなります。
カテゴリー設計を見直すべきタイミング
以下に当てはまる場合は、
カテゴリー設計を見直すサインです。
- 商品数が増えてきた
- 売れ筋が変わってきた
- リニューアルを検討している
- 担当者が変わった
特に「作ったまま何年も触っていない」場合、
設計が現状に合っていない可能性が高いです。
プロが介入すると何が変わるのか
カテゴリー設計は、
- ユーザー視点
- デザイン
- UI
- SEO
が複雑に絡み合う領域です。
第三者が入ることで、
- 思い込みを外せる
- 全体設計を俯瞰できる
- 売上につながる形に再構築できる
といったメリットがあります。
「商品を増やす前に、まず整理する」
これだけでも、結果が大きく変わることがあります。

まとめ|カテゴリー設計は“裏方”だが売上に直結する
カテゴリー設計は、
目立たない部分ですが、ECサイトの土台です。
同じ商品、同じ価格でも、
設計次第で売上は変わります。
- 探しやすいか
- 比較しやすいか
- 安心して選べるか
これらを支えているのが、
カテゴリー設計です。
ECの売上が伸び悩んでいる場合は、
ぜひ一度、
カテゴリーから見直してみてください。
この記事を書いたのは・・・
南
猫5匹とにぎやかに暮らしています。 お買い物は、ほとんどネット通販。 「こんなサイトだったら、つい欲しくなっちゃうなぁ」 そんな気持ちを大事にしながら、 ECの売上アップにつながる工夫を考えています。

