Makeshop(メイクショップ)を使ってWelcart(ウェルカート)のECサイトをリニューアル。WordPress(ワードプレス)は使える?注意点をご紹介

猫の手 web部門
2021.08.25

新規ECサイト制作ではなくECサイトのリニューアル。これが一番難しく、多くのショップ様が悩まれるプロジェクトになります。
リニューアルを行うことによってメリットも多くあります。
トレンドを抑えUIの高いサイトを作ることで集客につながります。SEOも日々変化しているので、最新のSEO対策が行えるサイト構成をし、googleの検索順位を上げることもできます。
そのようなメリットの裏で、オペレーションの変更や会員情報の移管、各種契約のし直しなど様々な注意点があります。
今回はECサイトをリニューアルする際に注意することと、その対策をお伝えいたします。
*どのECカートでも仕組みは同じなので参考にしてください。
WordPressのWelcartを使ってmakeshopにリニューアルする方法
今回のブログではWordPress(ワードプレス)のWelcart(ウェルカート)からmakeshop(メイクショップ)へのリニューアル方法の説明になりますが、Welcartやmakeshop以外のカートでも仕組みは同じなのでぜひ参考にしてください。
<ECサイトリニューアルの前提>
WordPress(ワードプレス)のWelcart(ウェルカート)からリニューアルする時、ブランドサイトとECサイトを併用して作られているケースが多いです。
ここで注意していただきたいのが、Welcart(ウェルカート)はWordPress(ワードプレス)の一部なので、makeshop(メイクショップ)などの他のカートと一緒に共存することができません。そのためECサイトのリニューアルの前提条件として、WordPress(ワードプレス)かmakeshop(メイクショップ)のどちらを使うか選ぶ必要が出てきます。
*しかし例外もありますので下記で紹介いたします。

<ECサイトリニューアルの方法>
ECサイトをリニューアルする方法として、ECサイトの一部をリニューアルするか、もしくはECサイト全体をリニューアルするか2つの方法があります。
ECサイトの一部をリニューアル
WordPress(ワードプレス)をブランドサイトとして残し、オンラインショップをmakeshop(メイクショップ)にします。一部リニューアルすることで今まで投稿した記事をそのまま残すことができ、WordPressのメリットを存分に利用できます。
WordPressとmakeshopは共存できないとお伝えしたように、ブランドサイトとオンラインショップのサイトで同じURLを使うことができません。
現在のURLがhttps://neko-te.co.jpの場合、WordPressを残したブランドサイトはこのURLを使うことができます。しかし、オンラインショップのURLはhttps://store.neko-te.co.jpのように別のURLを利用する必要があります。
別のサイトとして認識されるので、SEOもそれぞれ別のサイトとして評価されます。さらに管理画面が2つになるので今後の運用が若干大変になります。

ECサイト全体をリニューアル
ECサイト全体をリニューアルすることで、トップページから商品ページ、独自ページ(フリーページ)などを全てmakeshopで管理することができます。ブランドサイトとしてブランドイメージを独自ページというフリーページを利用して作ることができます。
リニューアル時の工数はかかりますが、WordPressとmakeshopの管理画面を行き来する必要がなく1つの管理画面だけで完了するので、リニューアル後の運用はとても楽になります。

makeshop(メイクショップ)にWordPress(ワードプレス)をいれるオプションがあります。このオプションの場合のみWordPressとmakeshopが共存することができます。しかし、今使っているWordPressのDBを利用したりすることはできないため、記事を移管することができません。そのため1から作り直す必要があります。
*2021年8月25日時点
ECサイト一部リニューアルと全体リニューアルの違い
ECサイト全体と一部のリニューアルの違いを記述しましたが、一部リニューアルに関していいメリットが1つあります。
makeshop(メイクショップ)ではhtaccessなどが使えないが、WordPress(ワードプレス)はhtaccessを使うことができます。サイトリニューアル時に商品URLが変わった際、旧URLから新URLへ301リダイレクトを使いSEOを引き継ぐことができます。

<ECサイトリニューアル時の注意点>
makeshop(メイクショップ)のカートにリニューアルする際の注意点をまとめます。
ECサイト一部リニューアルの場合
トップページなどのWordPressの部分にマイページやログインを入れることができない
ECサイト以外のページでユーザーがログインしたり、会員登録やマイページなどのアカウントを表示させることができません。
<対策>
「会員登録をするメリット」の独自ページ(フリーページ)を1ページ作りそこに会員登録とログインのリンクをつけることで対策できます。
もしくは「オンラインショップでログインができます」などテキストを記入し対応する必要があります。
トップページとECの仕組みが連携しない
WordPressとmakeshopは共存することができないため、管理画面で商品の陳列位置をおすすめ商品やランキングを選んでもトップページに表示させることができません。
<対策>
システム開発で連携が可能です。猫の手ならmakeshopの商品情報を取得し、WordPressなど別のサイトに埋め込むことができます。そうすることでmakeshopの管理画面の陳列位置で選んだ商品をWordPressのトップページに自動的に表示することができ、管理者の作業の負担を減らすことができます。
htaccessを使い301リダイレクトができる
WordPressを残す場合のみ、htaccessを使い301リダイレクトができます。
リダイレクトを行わなければ、SEO効果を引き継げず、サイトのSEOが一気に下がりますのでご注意ください。
<対策>
htaccessを使うことで旧URLから新URLへリダイレクトを行い、SEO効果を引き継ぐことができます。ECサイト全体をリニューアルした場合、商品ページごとにリニューアルができないのでご注意ください。
リニューアル全体
makeshop(メイクショップ)はSEOに弱いECカート
サイト自体の設計がSEOに弱い仕組みになっています。その仕組みを解除しSEOに強いサイト設計に変えてあげる必要があります。
<対策>
猫の手はSEOに強い制作会社です。様々なビッグキーワードで1ページ目に表示させている実績があります。SEOが弱いmakeshopの設計を解除し、SEOに強いサイトへ設計し直すご依頼も受けております。お気軽にご相談ください。
各種契約
ECカート自体が変わるので、クレジットカードの再契約やSSL、ドメインの契約など各種契約が必要になってきます。
クレジットカードの契約に関しては2週間〜1ヶ月ほど審査に時間がかかります。そのためリニューアル最中に審査を出さなければリニューアルオープン時にクレジットカードが利用できない場合があります。
<対策>
リニューアルオープン1ヶ月前に審査を出します。そのために、審査用ECサイトを構築、各種基本情報の設定、商品の登録をする必要があります。
猫の手にご相談いただければ審査のタイミングをご連絡したり、審査用サイトの構築なども円滑に進めさせていただきますのでご安心ください。
会員情報の移管
会員情報はcsvで一括移管が可能です。
ただし、パスワードは個人情報に含まれるため移管することができません。
<対策>
ECサイトリニューアルのタイミングに合わせて、一斉メールでパスワード変更メールを送ることでユーザーにパスワードを再設定してもらうことができます。
商品情報の移管
商品情報はcsvで一括移管が可能です。
ただし一定の容量以上アップロードできないやcsvで文字化けを起こすことでアップロードできないエラーが起こることがございます。
<対策>
商品登録に関してはmakeshopのマニュアルがしっかりと掲載されていますのでご安心ください。
makeshopの商品登録方法はこちらから
https://www.makeshop.jp/manual/brand_csv_new.html
ECサイトの納品日に注意
今までのECサイトの運用方法が変わります。
年末商戦に合わせたい、展示会やイベントでの発表に合わせたいなどいろいろな思惑があると思います。カートを変えたリニューアルオープンと各種イベントを合わせることは危険を伴います。
できれば1ヶ月前にオープンすると安心してイベントを迎えることができます。
- 使い方・運用方法/カートが変わるため、今までの運用方法が一新されオペレーションに影響が起こりえます。
- 不具合/リニューアルオープン時には思いもよらない不具合が起こる可能性もあります。
- 売り上げ/リニューアルオープンは今までのユーザーの使い勝手も変わります。UIが悪くなったデザインの場合CV率が下がり売り上げに影響することもあります。
ECサイトリニュールの注意点まとめ
注意点 | ECサイト一部リニューアル | ECサイト全体リニューアル |
システム | ブランドサイトはWordPress(ワードプレス) オンラインショップはmakeshop(メイクショップ) | 全てmakeshop(メイクショップ)で管理 |
管理画面 | WordPress(ワードプレス)と makeshop(メイクショップ)の2つで管理 | makeshop(メイクショップ)1つで管理 |
URL | ブランドサイトとオンラインサイトの URLが2つ別れる | 1つのURLで管理 |
リダイレクト | htaccessを使い301リダイレクトが可能 | 商品ページなどリダイレクトできない |
アカウント | トップページなどで ログイン、会員登録のボタンが利用できない | 全てのページで ログイン、会員登録のボタンが利用できる |
おすすめ商品 | トップページと連携しない 猫の手に依頼すると連携可能 | トップページと連携する |
クレカ・SSL | 再契約が必要 | 再契約が必要 |
商品情報移管 | csvで商品一括登録が可能 | csvで商品一括登録が可能 |
会員情報移管 | csvで会員情報一括登録が可能 パスワードは移管できない | csvで会員情報一括登録が可能 パスワードは移管できない |
DB | そのまま使える | 移管できない |
この記事を書いたのは・・・

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